小児矯正の気になる費用!プロセスごとに解説!

小児矯正の気になる費用!プロセスごとに解説!

こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。

マウスピースを持っている子供

お子さまの健やかな成長の過程として、小児矯正を検討している方は少なくありません。顎の骨が最も成長する子どもの時期に矯正すれば、負担を少なく正しい歯並びへと導けることが多いからです。

とはいえ、小児矯正の費用が気になる方も多いでしょう。費用がわからないことが不安で、治療に踏み切れない方もいるかもしれません。

本記事では、小児矯正の費用をプロセスごとに紹介します。また、費用を抑える対策方法や支払い方法についても解説します。

小児矯正の費用

小児矯正の費用イメージ

小児矯正は、子どもの歯並びや噛み合わせを改善したり、顎の骨の成長を正しく導いたりする治療です。小児矯正にかかる費用は一般的に30万円〜80万円です。

症例や矯正方法によって異なるので、10万円以下の場合もあれば100万円以上かかることもあるでしょう。また、小児矯正は自由診療のケースが多いので、歯科医院によっても値段設定が変わります。

本項目では、治療プロセスごとにかかる費用について見ていきましょう。

矯正前

矯正前に行う主なことは、カウンセリングや精密検査です。カウンセリング料金は無料〜1万円程度です。

カウンセリングで歯並びに関する悩みを聞いたり、治療方針を伝えたりします。矯正方法によって費用が異なりますが、お子さまにあっている方法を一緒に考えます。

精密検査の相場は2万円〜5万円です。精密検査ではレントゲン撮影や型取り、場合によっては精密機器での撮影を行います。

矯正中

小児矯正は、1期治療と2期治療に分かれます。1期治療は、乳歯が永久歯に生え変わる混合歯列期に行う矯正です。2期治療は、永久歯が生えそろった後で行う矯正です。

矯正治療中は、治療そのものにかかる費用に加え、通院費がかかります。通院費の相場は1回5,000円〜1万円です。

では、それぞれのプロセスや費用について見ていきましょう。

1期治療

1期治療は、顎が正しく成長するように導き、歯並びや噛み合わせの土台を作ることを目的としています。1期治療で土台を整えることができれば、2期治療の治療期間を短縮したり抜歯のリスクが減ったりします。

1期治療の矯正費用は、装置の種類や症例によっても異なりますが10万円〜30万円です。1期治療と2期治療の料金設定を別にしていることもあれば、1期治療の金額に2期治療を含んでいる場合もあります。

1期治療では、主に取り外し式の装置を使って顎の成長を促します。顎の成長に合わせて歯並びを正しい位置へと誘導するためです。

2期治療

2期治療は、1期治療では改善しきれなかった歯並びや噛み合わせの調整を行います。矯正方法は大人の矯正と同じで、ワイヤー矯正かマウスピース矯正を選択するのが一般的です。

2期治療の費用相場は30万円〜80万円です。歯科医院によって異なりますが、1期治療から続ける場合、2期治療のみを行うケースに比べて安い傾向があります。

治療前に、2期治療が必要か診断するために精密検査を行います。検査結果に基づいて治療方針を決定し、定期的に装置の調整を行いながら治療を進めます。

矯正後

矯正治療後も、定期的に歯科医院で経過観察をします。噛み合わせがずれていないか、歯が動いて再び歯並びが乱れていないかなどをチェックします。

経過観察の通院費用として、1回5,000円〜1万円かかります。経過観察の頻度は治療内容や症例によって異なりますが、一般的に3か月〜6か月に一度のペースです。

経過観察とともに、後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)を装着します。リテーナーの費用は5,000円〜2万円、リテーナーの装着期間は1年〜2年です。

小児矯正は保険が適用される?

小児矯正は保険が適用されるかイメージ

小児矯正には高額な費用がかかるので、保険適用にならないのか気になる方も少なくありません。

しかし、小児矯正は基本的に自由治療です。一部の例外を除いて、保険が適用されませんので小児矯正をする場合は自費で払う必要があります。

矯正治療が保険適用になる例外については、日本矯正歯科学会のホームページに記載されています。

1.「別に厚生労働大臣が定める疾患」に起因した咬合異常に対する歯科矯正治療

2. 前歯及び小臼歯の永久歯のうち3歯以上の萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る。)に対する矯正歯科治療

3. 顎変形症(顎離断等の手術を必要とするものに限る)の手術前・後の矯正治療

小児矯正を検討している場合は、まず歯科医院へ相談して見ましょう。保険が適用されるのか自由治療になるのか、確認してもらってください。

引用元:公益社団法人 日本矯正歯科学会「矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは

小児矯正の費用を安くする方法はある?

小児矯正の費用を安くする方法イメージ

小児矯正は保険適用になる可能性が低く、高額な治療費がかかります。できるだけ費用を抑えたいと考える保護者の方も多いことでしょう。

本項目では、小児矯正の費用を安くするための方法を解説します。

医療費控除を利用する

医療費控除とは、医療費の合計金額が年間10万円を超える場合、確定申告することで所得税や住民税が軽減される制度です。その年の総所得金額が200万円未満の場合は、総所得金額の5%を超えた場合に対象になります。

小児矯正は、医療費控除の対象になることが多いです。矯正装置の費用、精密検査の費用、治療費、通院にかかった公共交通機関の交通費などが医療費控除の対象となります。

確定申告の際に必要なので、領収書を保管しておきましょう。

高額療養費制度を申請する

高額療養費制度の条件を満たしている場合、申請することで費用を抑えられます。高額療養費制度とは、1か月(1日から月末まで)で一定額以上の医療費を払ったときに、自己負担額を軽減できる制度です。

診療報酬明細書を提出した後で、協会けんぽや健康保険組合などの審査を通過すると払い戻しを受けられます。高額療養費制度の上限は年齢や本人の所得によって異なりますので、加入している健康保険組合に確認してください。

モニター制度を利用する

モニター制度とは、歯科医院が募集するモニター患者になることで、割引価格で治療を受けられる制度です。モニターになると、最新技術を体験できる場合も少なくありません。

安い費用で矯正治療を受けられますが、年齢や歯並びの状態、口周りの写真、治療後の感想を提供することなどが求められます。治療中の写真を提供することに抵抗がある場合は向きませんので、詳細を確認して慎重に決定してください。

さらに、モニター制度では受けられる治療法が限定されている場合もあります。割引制度の詳細は、歯科医院によって異なります。治療費が割引になるケースや検査費用が無料になるケースなどがありますので、詳細は歯科医院で確認しましょう。

小児矯正の費用の支払い方法は?

支払方法イメージ

小児歯科の費用はどのように支払うのでしょうか。支払いのスタイルや方法は歯科医院によって異なります。治療を開始した後でトラブルにならないように、支払い方法についても確認しておきましょう。

本項目では、小児矯正の一般的な支払い方式と、支払い方法について解説します。

支払い方式

小児矯正の支払いの方式は、主に下記のとおりです。

  • 処置別支払い
  • トータルフィー制度

それぞれの違いについて見ていきましょう。

処置別支払い

処置別支払いとは、処置ごとに治療を支払うスタイルです。治療開始時に一括で払う方法と異なり、段階的に治療費を支払うため、治療費の負担を減らせます。

治療経過に合わせて治療を調整しやすく、途中で装置を変更した場合や治療が早く終わった場合でも対応しやすいでしょう。

一方で、トータルフィー制度に比べると割高になる可能性もあります。特に、治療が長引いたときには治療費が高くなりやすいです。

トータルフィー制度

トータルフィー制度とは、治療開始時に治療完了までの費用を一括で支払う方法です。途中の追加費用が発生せず、精密検査料金も含まれているケースが多いので結果的に安い費用で治療できる場合があります。

しかし、一括で支払う必要があり、初期費用が高額になります。キャンセルした場合でも返金されないケースがあるので、慎重に決定しなければなりません。

可能な支払い方法

小児矯正は高額な治療費を支払うため、現金で支払いすることに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。料金の支払い方法は歯科医院によって異なりますが、多くの矯正歯科では下記の支払いが可能です。

  • クレジットカード
  • デジタルローン

クレジットカード払いが可能な歯科医院は少なくありません。カード払いなら、治療費に応じてポイントが還元されるケースもあるでしょう。

デジタルローンとは、金融機構から融資を受けて矯正治療の治療を支払うことです。一般のローンに比べて金利が低く、毎月の支払いを一定に抑えられるメリットがあります。

しかし、低いとはいえ金利がかかるので、返済の負担がかかることも覚えておきましょう。また、ローンなので借りたお金は必ず返さなければなりません。必要な場合は、無理がない範囲で必要な額のみ借りてください。

まとめ

子供の歯

小児矯正の費用は症例や治療内容によっても異なりますが、一般的に30万円〜80万円です。小児矯正は保険適用されず自由診療なので、全て自費で支払わなければなりません。

治療費をできるだけ安く抑えるためには、医療費控除、高額療養費制度、モニター制度などを検討しましょう。複数の歯科医院で相談し、費用や支払い方法、治療内容を検討比較することも重要です。

小児矯正は審美的なメリットだけでなく機能面でのメリットも多く、お子さまの健やかな成長につながります。理解し納得した上で治療をスタートしてください。

小児矯正を検討されている方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、虫歯・歯周病治療や根管治療、入れ歯・ブリッジ治療などの保険診療だけでなく、インプラント、ホワイトニング、矯正歯科などの自由診療にも力を入れています。ホームページはこちらネット診療予約も行っていますので、ぜひご活用ください。

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