マウスピース矯正の期間を徹底解説!治療から保定、長引かせないコツ
こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。
マウスピース矯正とは、取り外し可能なマウスピースを使用して矯正治療を行う方法のことです。マウスピースは透明で目立たず、取り外すこともできるので口腔内の清潔を保ちやすいというメリットがあります。
しかし、患者さまご自身でマウスピースを装着・交換しながら治療を進めるため、正しくマウスピースを装着しないと矯正期間が長引く可能性があります。矯正期間を長引かせずに、スムーズに進行していくには、どのようなことに気を付ける必要があるでしょうか。
今回は、マウスピース矯正の矯正期間や保定期間、治療期間が長引くケースについて詳しく解説します。マウスピース矯正の期間を長引かせないためのポイントもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
マウスピース矯正にかかる期間とは
マウスピース矯正にかかる期間の目安は、全体矯正は1年~3年ほど、部分矯正であれば2ヶ月~1年ほどです。治療する部位や、歯並びの乱れの程度によって期間は異なります。
例えば、軽度の出っ歯や八重歯などの場合には、6ヵ月~1年程度、歯と歯の間に隙間がある場合には1ヶ月~1年程度かかることが多いです。重度の歯並びの乱れなどの場合は抜歯や全体矯正が必要になり、2年~3年程度の矯正期間がかかる可能性が高いでしょう。
また、マウスピース矯正は、矯正中の過ごし方によって期間が変動することがあります。詳しくは後述しますが、マウスピースの装着や口腔ケアを怠たると、期間が長引く原因になるので、注意が必要です。
マウスピース矯正の保定期間について
マウスピース矯正は、矯正期間が終了した後に歯が後戻りしないようにするための保定期間が設けられています。後戻りとは、矯正治療で移動させた歯が元の位置に戻ろうと動くことです。
一般的に保定期間は治療期間と同程度必要であるとされていますが、患者さまによって異なるので、歯科医師の指示に従いましょう。
マウスピース矯正の期間が長引くケース
マウスピース矯正は自分でマウスピースを着脱することができるため、管理方法や使用方法によっては治療期間が長引く場合があります。マウスピース矯正の期間が長引く主なケースは、以下のとおりです。
装着時間が不足している
マウスピース矯正は、1日に20〜22時間以上マウスピースを装着しなければいけません。装着時間が短いと計画通りに歯が動かず、矯正期間が長引く可能性があるでしょう。
マウスピースの装着を怠ったりつけ忘れたりせず、装着時間が短くならないようにすることが、矯正期間を長引かせないためには重要です。
装着方法が誤っている
マウスピースの装着方法が誤っていると、矯正期間が長引くことがあるでしょう。
マウスピースがきちんとはめられておらず浮いていると、動かしたい歯にマウスピースが当たりません。矯正力が十分に伝わらず歯が計画通りに移動しないため、矯正期間が長引く原因になります。
特に、マウスピースを交換した際は、はめにくいことが多いです。そのため、チューイーを使用してしっかり装着するようにしてください。
また、口内に歯石や食べ残しが残っていると、マウスピースが正しくはまらないこともあります。口腔ケアをしっかりしてから装着することも大切です。
虫歯や歯周病になる
基本的には、虫歯や歯周病がある場合は、マウスピース矯正を始める前に治療します。
しかし、矯正期間中に虫歯や歯周病になった場合には、矯正を中断して虫歯や歯周病の治療を優先することも少なくありません。中断している間は矯正治療が進められないので、期間が伸びるでしょう。
また、虫歯治療で歯を削ることによって形が変わると、マウスピースを作り直さなくてはいけません。新しいマウスピースが届くまでに1ヶ月ほどかかるので、その分治療期間が長引きます。
歯ぎしりや食いしばりなどの癖がある
歯ぎしりや食いしばりなどの癖も、矯正期間が長引く原因です。歯ぎしりや食いしばりは歯に想定外の力を与えるため計画通りに歯が動かず、矯正期間が延びる可能性が高まります。
また、歯ぎしりや食いしばりがマウスピースにダメージを与え、破損や変形する恐れもあるでしょう。マウスピースの再作成が必要になると作成期間中は治療が進まないため、矯正期間が長引きます。
抜歯をした
抜歯をした場合も、治療期間が長くなります。マウスピース矯正では、歯をきれいに並べるスペースを確保する目的で、抜歯をすることがあります。抜歯をすると歯を大きく動かす必要があるので、矯正期間が長くなるでしょう。
マウスピース矯正の期間を長引かせないために
ここでは、マウスピース矯正の期間を長引かせないためのポイントをご紹介します。以下のポイントに注意し、予定通りに治療を進められるようにしましょう。
マウスピースの装着時間を守る
マウスピース矯正を長引かせないためには、決められた装着時間を守ることが重要です。
マウスピース矯正では、1日のうち20時間~22時間以上マウスピースを装着しなければなりません。基本的には、食事と歯磨き以外の時間は、常にマウスピースをつけている状態です。
装着時間を守らないと計画通りに歯を動かすことができなくなり、矯正期間が長引く原因になります。
マウスピースのつけ忘れを防ぐために、アラームやリマインド機能を使用すると効果的です。
マウスピースの交換時期を守る
マウスピース矯正は、1~2週間ごとにマウスピースを交換して矯正を行います。自己判断でマウスピースを交換する時期を早めたり遅くしたりすることは、トラブルや計画通りに矯正が進まない原因になります。
スムーズな矯正の進行には、医師に指示されたマウスピースの交換時期をきちんと守ることが重要です。
口内を清潔に保つ
マウスピース矯正中は歯が長時間マウスピースに覆われているため、唾液による自浄作用が得られにくく、虫歯になりやすい状態です。矯正期間中に虫歯になると、矯正を中断して虫歯治療をしなければならない場合もあるため、矯正期間が延びる可能性があります。
矯正期間を長引かせないためには、歯磨きやマウスピースの洗浄をきちんと行って口内を清潔に保ち、虫歯や歯周病を予防することが重要です。
マウスピースの破損や変形に注意する
マウスピースが破損や変形すると、作り直しが必要になるため、矯正期間が長引く原因になります。そのため、マウスピースを装着したまま食事をしたり、力任せに着脱したりしないようにしましょう。
マウスピースの破損や変形によって矯正期間を長引くのを防ぐためには、正しく使用することが大切です。
また、歯ぎしりや食いしばりの癖があると、マウスピースに強い力がかかって破損や変形することがあるので、注意が必要です。歯ぎしり・食いしばりの癖がある場合は、事前に医師に相談しておきましょう。
定期的に歯科医院に通院する
マウスピース矯正の期間を長引かせないためには、定期的に歯科医院に通院することも重要です。定期的に歯科医院に通院することで、矯正治療の進捗や口内の状態を確認できます。
また、虫歯や歯周病といった口内トラブルの早期発見・治療ができるため、スムーズな矯正の進行につながるでしょう。
まとめ
マウスピース矯正は、取り外し可能なマウスピースを使用して歯列を整える矯正方法です。マウスピースが透明で目立ちにくいことや、取り外し可能で生活に影響を与えにくいことが、メリットに挙げられます。
マウスピースの矯正期間は、矯正を行う範囲や歯並びの状態によって異なりますが、部分矯正は2ヶ月~1年ほど、全体矯正であれば1年~3年ほどが目安です。
さらに、矯正期間後には歯が後戻りしないための保定期間が設けられています。患者さまによって異なりますが、矯正期間と同程度かかるのが一般的です。
マウスピース矯正では、マウスピースの装着方法が誤っていることや装着時間が短いことなどが原因で、矯正期間が長引く場合があります。また、虫歯や歯周病などのトラブルも、装着時間が長引く原因になるので注意しましょう。
マウスピース矯正を長引かせないためには、マウスピースを正しく装着し、日々の口内ケアをしっかり行うことが重要です。
マウスピース矯正を検討されている方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、虫歯・歯周病治療や根管治療、入れ歯・ブリッジ治療などの保険診療だけでなく、インプラント、ホワイトニング、矯正歯科などの自由診療にも力を入れています。ホームページはこちら、ネット診療予約も行っていますので、ぜひご活用ください。