インビザラインとは?5つのメリットと費用も解説!
こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。
歯列矯正と言えば、多くの人が金属のブラケットを思い浮かべるかもしれません。
しかし、最近ではインビザラインという治療法が注目を集めています。インビザラインとは、透明なマウスピースを使った矯正方法で、目立ちにくいことと取り外し可能なことが魅力です。見た目を気にすることなく、自然に歯並びを整えることが可能なのです。
この記事では、インビザラインの基本的な情報と、メリット・デメリット、治療できる歯並びの種類や治療費について詳しく解説していきます。
インビザラインとは?
インビザラインは、透明で目立ちにくいマウスピース型の矯正装置を使用して、歯列を矯正する治療法です。1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社によって開発され、1999年に提供が開始されて全世界で広く採用されています。
インビザラインは、装置を取り外せることや透明なマウスピースを使用するため目立たないことから、多くの人から注目されています。1日22時間以上マウスピースを装着し、1〜2週間ごとに交換して歯を移動させます。
治療前に3Dシミュレーションで最終的な歯並びや歯がどのように移動するのか確認することが可能です。モチベーションを保ちやすいことも、インビザラインが注目される理由でしょう。
インビザラインの5つのメリット
インビザラインは、透明なマウスピースを使用する目立たない矯正治療として多くの方に選ばれています。ここでは、インビザラインの主な5つのメリットについて紹介します。
目立たない
インビザラインは、従来の金属ブラケットやワイヤーを用いた矯正と異なり目立ちにくいです。インビザラインでは透明なプラスチック製のマウスピースを使用するため、近づかなければ装着していることに気づかれないでしょう。
矯正治療をしていることを周囲に気づかれることなく、日常生活を送ることが可能です。人前に出る仕事をしている方や、矯正中の見た目を気にする方に選ばれています。
取り外しが可能
インビザラインは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際には装置を外すことができます。食事の制限が少なく、通常どおり歯磨きやフロスが可能なため、口内を清潔に保ちやすいです。
従来のワイヤー矯正では食事の制限があったり歯磨きが難しくなったりするので、取り外せることはインビザラインの大きなメリットといえます。
痛みが少ない
インビザラインは、従来の矯正装置に比べて痛みが少ないとされています。インビザラインは徐々に歯を動かしていくため、急激な力がかからないためです。
矯正治療を始めたばかりの時やマウスピースを交換した直後は痛みを感じやすいですが、痛み止めなどで対応できるケースが多いです。また、2〜3日程度で慣れて気にならなくなるでしょう。
3Dシミュレーションで治療計画を確認できる
インビザライン治療では、3Dシミュレーションを用いて治療後の歯並びを視覚化することができます。治療結果を事前に確認できるため、モチベーションを保って治療に取り組めるでしょう。
どのように歯が移動するかも確認できるので、安心して治療を進められます。
通院回数が少ない
インビザラインでは、治療開始前に治療に使用する全てのマウスピースを作成します。治療開始時に複数のマウスピースを患者さまにお渡しして、交換は患者さまが行うので通院の頻度を減らすことができます。
インビザラインの4つのデメリット
インビザラインは多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。デメリットも理解して慎重に考慮する必要があるでしょう。
治療できないケースがある
インビザラインは多くの症例に対応可能ですが、全ての歯並びや噛み合わせの問題に対応できるわけではありません。特に、歯並びの乱れが重度な場合や、いくつかの問題を併発している場合は、従来のブラケットやワイヤーを使用したワイヤー矯正が適しているかもしれません。
また、重度の歯周病がある場合や、多くのインプラントが存在する場合も適応外となることが多いです。
長時間装着しなければならない
インビザラインの治療を成功させるためには、1日に22時間装着しなければなりません。長時間装着しなければならないことが生活に制約を与える場合もあるでしょう。中には、続けることが難しいと感じる人もいます。
装着時間が不十分だと、歯が計画どおりに移動せず治療期間が延長される可能性があります。
マウスピースを管理しなければならない
インビザラインのマウスピースは、取り外し可能です。マウスピースを適切に管理し、定期的に清掃しなければ口内炎などの問題が発生するリスクがあります。
また、取り外せるということは紛失や破損のリスクが伴います。外して失くしたり、机に置いたマウスピースの上に物を置いて破損させたりすることがあるでしょう。
初期は違和感がある
新しいマウスピースに交換する際や、治療初期には違和感や軽い痛みを覚えることがあります。通常数日で慣れますが、マウスピースを着け始めた直後は特に不快感が強いかもしれません。
また、マウスピースが口内の粘膜に触れることで痛んだり口内炎が生じたりすることもあります。
インビザラインで治療できる歯並びとは?
インビザラインは、多くの歯並びの問題を効果的に治療できる矯正方法ですが、すべてのケースに適応できるわけではありません。ここでは、インビザラインで治療可能な症例について説明します。
軽度から中度の乱ぐい歯
乱ぐい歯(叢生)は、歯が密集しており重なり合って生えている状態を指します。歯が正しい位置に収まるために十分なスペースがないことが原因で発生します。
インビザラインでは、軽度から中度の叢生は治療可能な場合が多いです。重度な場合、複数本の抜歯が必要になるので治療できないことがあります。
抜歯の本数が増えれば増えるほど歯を大きく移動させなければならないので、徐々に歯を移動させるインビザラインは適していません。
すきっ歯
すきっ歯は、歯の間に不自然なスペースがある状態を指します。特に前歯に発生することが多く、見た目の印象に大きく影響します。
スペースを閉じるために歯をゆっくりと移動させて、インビザラインで改善できるでしょう。
軽度の咬み合わせの問題
咬み合わせの問題にはさまざまなタイプがありますが、軽度であれば対応可能なことがあります。上の歯が下の歯を覆いすぎる過蓋咬合や、下の歯が上の歯よりも前に出ている反対咬合も、軽度であればインビザラインで治療可能でしょう。
ただし、噛み合わせの問題は顎の位置やサイズなど、骨格に問題があるケースがあります。その場合、矯正治療で歯並びを整えるだけでは問題は解決できません。外科手術が必要になることもあるでしょう。
インビザラインの費用相場
インビザラインの費用は、基本的には保険が適用されないので歯科医院によって異なります。一般的に、全体矯正の場合は70万円から120万円、部分矯正であれば20万円から65万円程度が相場とされています。
費用に影響を与える主な要因には、治療の範囲や複雑さ、クリニックの立地や設備、追加治療の有無などがあります。例えば、都市部のクリニックでは地価が高いことから治療費も高くなりやすいです。全体矯正と部分矯正では治療範囲が異なるため、費用も異なります。
費用を抑える方法としては、部分矯正を選択することや医療費控除を利用することが挙げられます。高額な治療費を分割で支払うために、デンタルローンを利用することも一つの選択肢です。初期費用を抑えつつ、必要な治療を受けることが可能になります。
まとめ
インビザラインは、目立たない透明なマウスピースを使用することから多くの人々に選ばれています。
しかし、インビザラインでは治療できない症例もあり、全ての歯並びの問題に対応可能なわけではありません。治療前には、歯科医師としっかり相談することが重要です。
インビザラインを選択するかどうかを決める際には、治療法のメリットとデメリットをしっかりと理解しなければなりません。ご自身の希望やライフスタイル、経済的な状況を総合的に考慮して選択しましょう。
インビザライン矯正を検討されている方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。