インビザラインですきっ歯を治療するメリット・デメリット、費用を解説！
こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。
すきっ歯の方には「食べかすが詰まりやすい」「見た目が悪い」などの様々な悩みがあるでしょう。すきっ歯を治す方法の一つに、インビザライン矯正があります。
インビザラインでは矯正装置に透明なマウスピースを使用するため、治療していることが目立ちません。また、取り外しも患者さまご自身でできるため、食事や歯磨きも普段通りにすることができます。
この記事では、インビザラインですきっ歯を治療するメリットやデメリットについて解説します。インビザラインですきっ歯を治療するのにかかる費用や期間についても言及していますので、ぜひ参考にしてください。
すきっ歯とは
歯と歯にすき間のある状態のことを、すきっ歯といいます。すきっ歯と聞くと、前歯のイメージがあるかもしれません。
しかし、すきっ歯には2種類あり、前歯にすき間がある状態を正中離開（せいちゅうりかい）、歯列全体にすき間がある状態を空隙歯列（くうげきしれつ）といいます。
すきっ歯になる原因
すきっ歯になる原因には、先天的のものと生活習慣などによる後天的なものの2種類があります。
先天的な原因
すきっ歯になる先天的な原因は、以下のとおりです。
歯のサイズが小さい
歯のサイズが極端に小さい場合、歯が並ぶスペースが余ることで全体の歯列にすき間ができ、すきっ歯になります。乳歯だけが生えている時期のすきっ歯は、多くの場合永久歯が生えるスペースを確保していることによるものなので、問題ありません。
しかし、永久歯が全て生えそろったのにすきっ歯である場合は、遺伝的に歯が小さいと言えます。歯の小ささが原因のすきっ歯を治すためには、歯並びを整える治療をする必要があるでしょう。
歯の本数の異常
歯の本数の異常も、すきっ歯の原因になります。生まれつき歯の本数が少ない場合、歯が並ぶはずのスペースにすき間ができるため、すきっ歯になることがあるでしょう。
また、生まれつき歯の本数が多い過剰歯の場合も、すきっ歯になることがあります。歯茎に埋まった過剰歯を避けて歯が生えるため、すき間が空くのです。
上唇小帯の異常
上唇小帯とは、上の前歯の間の歯茎から上唇に繋がる筋のことです。上唇小帯が歯の根元まで伸びている場合や太すぎる場合など、前歯同士の間に隙間ができてすきっ歯になることがあります。
上唇小帯の異常が原因ですきっ歯になっているケースでは、上唇小帯の一部を切除することで改善できるでしょう。
後天的な原因
歯のサイズや本数に異常がなくても、生活習慣の影響によって歯並びが悪化し、すきっ歯になることがあります。
舌癖や指しゃぶりなどの悪癖
以下の癖がある場合、すきっ歯になる可能性があります。
- 舌で歯を押す
- 舌を前に出して飲み込む
- 下唇を噛む
- 指しゃぶり
舌で歯を押す、舌を前に出して食べ物を飲み込むなどの癖がある場合、内側から外側に歯が押され、すきっ歯になることがあります。
また、下唇を噛んだり指しゃぶりをしたりする癖も、前歯に負担がかかってすきっ歯になる可能性があります。すきっ歯だけでなく、出っ歯や開咬の原因になることもあるので、注意が必要です。
頬杖
勉強や仕事などの際、無意識に頬杖をつく方は多いでしょう。頬の外側から強い力がかかることで歯並びが悪化し、すきっ歯になる場合があるため注意が必要です。うつぶせ寝や横向き寝などの癖も同様です。
頬杖などの癖は、歯だけでなく顎にも負担がかかるため、顎関節症を発症する恐れもあります。
すきっ歯を放置するリスク
すきっ歯は見た目に影響を及ぼすだけでなく、放置することで以下のリスクもあります。
虫歯や歯周病になりやすい
すきっ歯は、健康な歯並びよりも汚れが詰まりやすいです。歯磨きなどの口腔ケアもしにくく汚れが蓄積しやすいため、虫歯や歯周病のリスクが高まるでしょう。
また、汚れが蓄積することで繁殖した細菌により、口臭が発生・悪化する場合もあるので注意が必要です。
噛み合わせの悪化
すきっ歯は、噛み合わせにも悪影響を与えます。噛み合わせが悪いと筋肉や顎にも負担がかかり、肩こりや頭痛など全身の不調にもつながります。
また、前歯のすきっ歯の場合は上下の前歯が噛み合わず、食べ物をうまく噛み切れない可能性が高いです。十分に咀嚼しないまま食べ物を飲み込むと、消化器官に負担を与えることもあります。
滑舌が悪くなる
歯と歯に余分なすき間があることで、滑舌が悪くなる可能性があります。歯列の隙間から空気が漏れるため、人によってはコンプレックスになり、コミュニケーションにストレスを感じる恐れもあるでしょう。
インビザラインですきっ歯は治療できる？
すきっ歯は、インビザラインで治療が可能です。前歯だけがすきっ歯である場合、インビザラインの部分矯正によって短期間で改善できる場合もあるでしょう。
ただし、歯と歯の隙間が大きい場合や噛み合わせに異常がある場合は、全体矯正が必要です。また、重度のすきっ歯や他の不正咬合を併発している場合は、インビザラインだけでなくワイヤー矯正が必要になるケースもあります。
お口の状態によって選択できる治療法は異なるため、インビザライン治療について詳しく知りたい場合は、まずは歯科医院を受診して歯科医師に相談しましょう。
インビザラインですきっ歯を治療するメリット
ここでは、インビザラインですきっ歯を治療するメリットを解説します。
目立たない
インビザラインの矯正装置は、薄くて透明なマウスピースです。非常に目立ちにくく、マウスピースを装着していると気付かれることは少ないといえます。
見た目が気にならないので、人と会話する機会が多い方でも、快適に治療期間を過ごせるでしょう。
違和感や痛みが少ない
ワイヤー矯正は強い力で歯並びを整えるため、治療中に激しい痛みが出ることがあります。
インビザラインの場合は、マウスピースを1～2週間ごとに交換しながら歯並びを整えていきます。小さい力で徐々に歯を動かして歯並びを整えるため、違和感や痛みが出ることが少ないのはメリットと言えるでしょう。
虫歯や歯周病のリスクが低い
インビザラインで使用するマウスピースは、患者さまご自身で自由に取り外し可能です。そのため、食事の際に矯正器具に食べ物が挟まることもないでしょう。
また、マウスピースを取り外して歯磨きできるため、ワイヤー矯正では難しい歯と歯の間もきれいに清掃できます。毎日のセルフケアがきちんとできていれば、虫歯や歯周病になりにくい点はメリットです。
インビザラインですきっ歯を治療するデメリット
インビザラインですきっ歯を治療するデメリットは、以下のとおりです。
装着時間を守る必要がある
インビザラインでは、マウスピースを1日20～22時間以上装着し1～2週間ごとに交換して治療をすすめます。マウスピースの着脱回数が多かったり、マウスピースの装着を忘れたりすると、歯が計画通りに動かず治療が長引くことがあるでしょう。
患者様ご自身でマウスピースの装着時間をしっかり管理する必要があるため、人によってはデメリットに感じるかもしれません。
治療適応外のケースがある
骨格に問題がある場合や症状が重度の場合、インビザラインだけでは治療できない可能性があります。お口の状態によっては、ワイヤー矯正を併用したり、外科手術が必要になったりすることがあるでしょう。
インビザラインですきっ歯を治療する場合の費用
インビザラインですきっ歯を治すのにかかる費用は、30～100万円程度が相場です。費用相場に幅があるのは、部分矯正か全体矯正かで費用が異なるためです。部分的にすきっ歯である場合は部分矯正で対応できるため、30万円程度で治療できるでしょう。
ただし、噛み合わせに異常がある場合や歯並び全体にすき間がある場合は、全体矯正が必要になり、60～100万円かかるのが一般的です。
インビザラインですきっ歯を治療する場合の期間
インビザラインですきっ歯を治療するのにかかる期間は、お口の状態により異なりますが、部分矯正で数か月～1年程度、全体矯正で2～3年程度です。軽度のすきっ歯の場合、2～3か月程度と短期間で治療が終わることもあるでしょう。
ただし、マウスピースの装着時間を十分に確保できていなければ、治療が長引く可能性があります。スムーズに治療を進め計画通りに終えるには、マウスピースの装着時間を守ることが大切です。
まとめ
すきっ歯は見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病のリスクを高め、噛み合わせも悪化させることがあります。放置せず、なるべく早く治療を開始するのがよいでしょう。
すきっ歯の治療にインビザラインを選択すると、矯正器具が目立たないことや、つけ外しができるため食事や歯磨きも普段通りできることなど、様々なメリットがあります。
すきっ歯の治療を検討されている方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、虫歯・歯周病治療や根管治療、入れ歯・ブリッジ治療などの保険診療だけでなく、インプラント、ホワイトニング、矯正歯科などの自由診療にも力を入れています。ホームページはこちら、ネット診療予約も行っていますので、ぜひご活用ください。
