インビザラインで前歯のみを治療するメリット! 費用や治療期間も解説
こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。
「前歯だけ歯並びが気になる」と悩まれている方は多くいらっしゃいます。前歯だけの部分矯正の場合も「インビザラインで治療したい」と希望する方も少なくありません。
この記事では、インビザラインで前歯だけを矯正するメリットについて解説します。治療期間や費用についても解説しますので、前歯だけのインビザライン矯正を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
インビザラインで前歯のみの治療はできる?
インビザラインでは前歯のみの治療も可能です。
しかし、前歯だけのインビザライン矯正は全ての症例に対応できるわけではありません。「前歯だけ歯並びが気になる」というケースでも、全体の噛み合わせや歯並びを考慮すると部分矯正ではなく全顎矯正が必要という場合もあるのです。
前歯のみをインビザラインで治療できるかどうか、まずは歯科医師に相談してみるといいでしょう。
インビザラインで治療できない前歯のケース
インビザラインで前歯のみを矯正できないケースは、以下の4つです。
- 抜歯が必要な症例
- 噛み合わせに問題がある
- 複雑な歯並び
- インプラントが入っている
それぞれの症例について詳しく解説します。
抜歯が必要な症例
抜歯してスペースを確保する必要がある症例は、前歯だけの部分矯正ができないことがほとんどでしょう。抜歯すると、歯の移動距離が増えます。歯を大きく動かすことで歯並び・噛み合わせを整えるのです。
抜歯が必要となる症例では、前歯だけでなく全体の矯正が必要となるでしょう。
噛み合わせに問題がある
噛み合わせに問題がある場合は、前歯のみの矯正治療では改善できません。前歯だけを動かしても噛み合わせ自体を整えることができないからです。そのため、全体の歯を動かして噛み合わせを調整する必要があるでしょう。
複雑な歯並び
前歯のみのインビザライン矯正が可能な症例は、軽度の不正咬合です。複雑な歯並びの場合は、抜歯が必要になったり歯列全体を動かしたり、前歯だけの矯正では済まないことが多いでしょう。
そのため、複雑な歯並びの場合は前歯のみのインビザライン矯正では対応できないのです。
インプラントが入っている
インプラントは顎の骨に埋め込まれています。顎の骨とインプラント体が結合しているため、矯正の力では動かすことができません。前歯がインプラントの場合は、インビザライン矯正をはじめとした矯正治療では動かすことはできないのです。
ただし、奥歯にインプラントが入っており、前歯のみの部分矯正をする場合は治療が可能です。インプラントが入っている位置によって治療が可能か異なりますので、インプラントが入っている方は歯科医師に相談しましょう。
インビザラインで前歯のみを治療する際の費用
インビザライン矯正で前歯のみを治療する際にかかる費用は30万円程度です。全顎のインビザライン矯正では100万円程度の費用がかかります。そのため、前歯のみの部分矯正が可能な場合は費用を抑えられるでしょう。
「矯正を検討しているけれど費用面で躊躇している」という方は、部分矯正が適応となるか相談してみてもいいかもしれません。
インビザラインで前歯のみを治療する際にかかる期間
インビザラインで前歯のみを治療する場合にかかる期間は、数ヶ月〜1年程度です。全顎矯正の場合は2〜3年程度かかるケースが多いため、前歯のみの部分矯正のほうが治療期間は短いでしょう。
ただし、この治療期間とは矯正治療を行う期間のことであり、矯正治療終了後には保定期間とよばれる整った歯並びを固定するための期間が必要です。
保定期間は前歯のみの部分矯正であっても、全顎矯正と同様の期間、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着しなければなりません。
インビザラインで前歯を治療するメリット
インビザラインで前歯のみを治療するメリットは、以下の4つです。
- 治療費を抑えられる
- 治療期間が短い
- 矯正装置が目立ちにくい
- 矯正装置の取り外しが可能
それぞれのメリットを詳しく解説します。
治療費を抑えられる
全顎矯正の場合は100万円前後の治療費がかかることが多いでしょう。
一方で、インビザラインで前歯のみを治療する場合にかかる治療費は、30万円前後です。前歯のみの部分矯正で対応できる症例であれば、大幅に治療費を抑えることができます。
矯正治療は高額な治療費がかかるため、治療を諦める方も少なくありません。「全顎矯正よりも安い費用で矯正ができるのであれば挑戦したい」という方もいらっしゃるでしょう。
ただし、矯正治療は基本的に自由診療となるため、歯科医院によって費用が異なります。事前にインビザラインで前歯のみの治療は可能か、またどれくらいの治療費がかかるのか確認しておきましょう。
治療期間が短い
2〜3年程度かかる全顎矯正とくらべて、前歯のみのインビザライン矯正であれば数ヶ月〜1年程度と治療期間が短い場合が多いです。
「長期間矯正治療に取り組むのがつらい」という方や「できるだけ早く矯正治療を終わらせたい」という方にとってメリットといえるでしょう。また、通院のたびに調整費用がかかる場合、治療期間が短くなることでトータルの治療費も抑えることが可能です。
矯正装置が目立ちにくい
インビザライン矯正の大きなメリットは装置が透明であるため、周りに気付かれにくい点です。接客業など見た目を気にされる方でもはじめやすい矯正治療法といえます。
前歯のみの部分矯正はインビザライン矯正だけでなくワイヤー矯正も対応可能ですが、装置が目立ちにくいという点からインビザライン矯正を選択する方が多くいらっしゃいます。
矯正装置の取り外しが可能
ワイヤー矯正の装置は固定式であるため、自分で取り外すことはできません。
その点、インビザライン矯正であれば結婚式などの大切なシーンや記念撮影の際などに、自分で装置を取り外せます。また、装置の着脱が可能なため、歯磨きしやすいです。装置を清潔に保ちやすい点もメリットといえるでしょう。
インビザラインで前歯を治療するデメリット
インビザラインで前歯のみを治療するデメリットは、以下の3つです。
- すべての症例に対応できるわけではない
- 噛み合わせを整えることはできない
- 歯を削ることがある
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
すべての症例に対応できるわけではない
前歯のみのインビザライン矯正であれば、治療費を抑えられ治療期間も短くできます。
しかし、すべての症例に対応できるわけではありません。軽度の不正咬合に限られるため、前歯のみのインビザライン矯正を受けたくても適応とならないこともあるのです。
噛み合わせを整えることはできない
前歯のみのインビザライン矯正は、前歯の歯並びを整えることは可能ですが、全体の噛み合わせを調整することはできません。そのため、噛み合わせに問題がある場合は全顎矯正が必要になるでしょう。
歯を削ることがある
インビザライン矯正では、歯を動かすスペースを作るためにIPRという処置を行うことがあります。IPRとは、歯と歯の間を薄く削ってスペースを確保することです。削る量はごくわずかで、エナメル質のみであるため、痛みを感じることはほとんどありません。
しかし、稀にしみると感じる方もいらっしゃいます。健康な歯を削ることに不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。IPRで削る量は歯に影響がない程度ですが、不安がある方は歯科医師とよく相談しましょう。
まとめ
インビザラインは前歯のみの矯正にも対応できます。治療費を抑えられて治療期間も短い場合が多いため、全顎矯正にくらべて気軽に治療を受けられるかもしれません。
ただし、全ての症例に対応できるわけではありません。前歯のみのインビザライン矯正が可能なのは、軽度の不正咬合の場合です。抜歯が必要であったり、噛み合わせに問題があったりするケースは治療できないことが多いでしょう。
そのため、前歯のみのインビザライン矯正を検討されている方は、治療が可能な症例かまずは歯科医師に相談してみてください。
インビザラインを検討されている方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。