自宅でできる予防歯科・食育について

お子さまの将来を守るためのホームケア

お子さまの虫歯予防にも毎日のホームケアが欠かせません。そのホームケアを続けて行い、お子さまのお口の健康を守るためには、毎日、楽しく行うことが大切です。そして、小さなお子さまは自分ではきちんとブラッシングできませんので、親御さまの仕上げみがきをしてあげましょう。スキンシップの一環として、楽しい雰囲気で行うことを忘れないでください。

仕上げみがきのポイント

体勢

親御さまのひざの上にお子さまの頭を乗せて、お口の中を上からのぞきこむような体勢が安定します。

歯ブラシの持ち方

鉛筆を持つように歯ブラシを持ちましょう。力が入り過ぎることなく、細かく動かすことができます。

歯ブラシの動かし方

横に細かく動かします。1ヶ所につき10回以上、1mmくらい動かすつもりでみがきましょう。歯と歯の間、歯と歯ぐきの溝、奥歯の噛み合う面の溝などはみがき残しが起きやすい場所なので、とくに丁寧にみがくことが大切です。

食事は空腹を満たすためだけのものではありません

栄養のバランスを考えて身体の発育成長を促すことが大切です。食事で「噛む」ことは、顎の骨の正しい成長を促し、脳の活性化につながります。最近では歯ごたえのないやわらかい食べ物が多いため、顎が未発達になることがあります。すると顎の大きさと歯の大きさにアンバランスが生じ、歯並びの乱れにつながるのです。

「何を食べるか」とともに、「どう食べるか」も大切です。食べ物への感謝の気持ちを忘れずに、食事やおやつを規則正しく食べるようにしましょう。お子さまの身体や顎や心の健康のためにも「食育」を考え、食事の大切さを学びましょう。

「おやつ」も重要です

成長のために多くのエネルギーを必要とする子供にとって、1日3回の食事と同じようにおやつは大切なエネルギーや水分補給の源です。おやつを4回目の食事と位置づけ栄養バランスを考慮し規則正しく食べさせるようにしましょう。

おやつのルール
  • 「食べ歩き」「ながら食べ」はやめましょう。食卓について食べる習慣をつけ、食事前の手洗いをしましょう。食前の「いただきます」と、食後の「ごちそうさま」の感謝のごあいさつも忘れずに。
  • 子供が食べたいときに不規則に与えるのはやめましょう。食間をとって、空腹を感じることが次の食事をさらにおいしくします。また、虫歯予防のためにお口の中を空にする時間も必要です。
  • 子供の機嫌をおやつでとってはいけません。子供の気持ちに寄り添い、機嫌の悪い原因を改善しましょう。

食事のあとはブラッシングを

虫歯予防のためには毎食後のブラッシングが理想です。でもなかなか実行できないのではないでしょうか? そんなときは口をゆすぐだけでも虫歯予防に効果があります。

一番大切なのは、就寝前のブラッシングです。なぜなら眠っているときは、お口の自浄作用のある唾液の分泌が少なくなるからです。唾液があまり出ないとお口の中は虫歯になりやすい環境になります。虫歯予防のために夜のブラッシングを習慣にしましょう。そしてお子さまのブラッシングが終わったら、必ず仕上げみがきをしてあげてください。

眠くなってしまってもこれだけは習慣にしましょう。もし、ブラッシング後に何か食べてしまっても、再度のブラッシングをさぼってはいけません。最初は大変かもしれませんが、習慣にしてしまうことが、虫歯予防の近道です。

PICK UP! ダラダラ食べには気をつけて!

おやつを食べたり、甘いジュースを飲んだりと「ダラダラ」と飲食していませんか? 食事やおやつを食べると、お口の中は酸性に傾きます。この酸性状態は歯が溶けやすい状態です。お口の中では「脱灰(だっかい):歯のミネラル分が溶けだすこと」状態が続き、「再石灰化(さいせっかいか):歯にミネラル分が吸収されること」が追いつかなくなります。その結果、虫歯が進行してしまうのです。

食事やおやつは規則正しく摂り、食後のブラッシングや口ゆすぎをしましょう。そして、お口の中をきれいにして、「再石灰化」を促すことが大切です。

PICK UP! おじいちゃん・おばあちゃんにも協力を仰ぎましょう

おとうさん・おかあさんが気をつけていても、おじいちゃん・おばあちゃんが、かわいいお孫さんに「おやつ」をあげてしまうことがあるようです。こっそり与えると、そのあとのブラッシングや口ゆすぎがおろそかになってしまいがちです。

そうならないように、おじいちゃん・おばあちゃんにも、お食事やおやつは決まった時間にあげていることやその理由を伝えましょう。子供の健康は家族みんなで守っていくことが大切です。

PICK UP! 子供を叱るときに「歯医者」を脅し文句に使わないで!

よく親御さんがやってしまいがちなのが、お子さんを叱るときに「注射するよ」「歯医者さんに連れて行くよ」と言って、歯医者を叱るときの脅し文句に使うことです。こういうことをしてしまうと、お子さんは歯医者に対してマイナスイメージが植え付けられ、「歯医者=怖いところ・痛いところ」と認識してしまいます。

歯医者のことを引き合いに出すことでおとなしくなるお子さんもいらっしゃるかもしれませんが、通院の際に連れて行くのが難しくなってしまうので、絶対に脅し文句には使わないようにしましょう。

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