コラム

  • HOME
  • コラム
  • 入れ歯は何歳から使える?年齢による違いとメリット・デメリット

入れ歯は何歳から使える?年齢による違いとメリット・デメリット

こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。
入れ歯を持つ歯科医師の手元

入れ歯は高齢者のためのものというイメージが強い方も多いかもしれません。しかし、実際には年齢に関係なく、歯を失った際の選択肢として多くの方に利用されています。

歯を失う原因は加齢だけでなく、虫歯や歯周病、外傷、先天的な欠損などさまざまです。そのため、若い世代でも入れ歯を使用するケースは珍しくなく、生活の質を維持するために重要な役割を果たしています。

今回は、入れ歯は何歳から使用することができるのかについて解説します。年齢による違いや、入れ歯のメリット・デメリットにも触れていきますので、ぜひ参考にしてください。

入れ歯は何歳から使えるの?
入れ歯が使える年齢を考えるイメージ

入れ歯は高齢の方が使うものというイメージがありますが、実際には年齢による厳密な制限はありません。基本的に、自分の歯を失ったタイミングが入れ歯を検討する時期となります。

日本では40代から50代で部分入れ歯を使い始める人もめずらしくありません。虫歯や歯周病、事故などで歯を失ったあと、放置しておくと周囲の歯まで悪影響を受ける可能性がありますが、入れ歯によって見た目や機能を補うことで口腔内の健康を守れるのです。

一方で、若いうちから入れ歯を使うことに抵抗を感じる人も少なくないでしょう。見た目や使用感が気になる場合でも、近年の入れ歯は精度や見た目の自然さも向上しています。そのため、幅広い年齢層の選択肢となっています。

年齢による入れ歯治療の違い
患者様の口腔状態によって異なる様々な入れ歯

入れ歯治療は年齢に関係なく受けられますが、患者さんの年齢によって治療方針や選択される入れ歯の種類、注意すべきポイントは大きく異なります。高齢者と若年層では、顎の骨の状態や口腔環境、生活習慣、審美性への要望などに違いがあるため、それぞれに合った入れ歯を選ぶことが大切です。

高齢者の場合

60歳以上になると、多くの方で歯周病による歯の喪失が進んだり、歯そのものの耐久性が低下したりします。入れ歯の装着によって口腔機能の維持と全身の健康状態の安定を図ることも少なくありません。

高齢になると噛む力や唾液の分泌量が減少し、歯ぐきや粘膜の状態も変化するため、入れ歯の適合性が重要になります。入れ歯の安定性を高めるために、口腔内の粘膜や骨の量を考慮しつつ構造を工夫する必要があります。また、嚥下能力(食べ物を飲み込む力)やドライマウスの有無など、全身の健康状態も入れ歯の選択に関わってきます。

この年代では、保険診療内のレジン床義歯が最も一般的ですが、快適性や見た目を重視する方は自費診療の入れ歯を希望することもあります。

若い方の場合

ここでは、あごの成長が続いている場合と終わった場合の2つに分けて解説します。

あごの成長が続いている場合

10代のように、まだあごの骨が成長段階にある年齢では、上あごや下あごの状態が安定しきっていない可能性があります。このような場合は、成長の状況を定期的に確認しながら、入れ歯の種類や装着のタイミングを慎重に判断する必要があります。

入れ歯はあごの成長や口腔内の状態に応じて柔軟に調整ができる点が大きなメリットです。口内の状態に合わせて調整や作り直しを行いながら、患者さまにあったものを使っていくようにしましょう。

あごの成長が終わった場合

20代からは、あごの成長がほぼ終わってくるため、より長期的に使用できる入れ歯の作製が可能になります。この年代では、審美性や快適性を重視した設計が求められることが多く、目立ちにくいノンクラスプデンチャーなども選択肢となります。

一方で、金属アレルギーや装着感の違和感を訴える方もいるため、治療前のカウンセリングで不安や要望をしっかり共有しておくことが重要です。

入れ歯が必要かどうかの判断基準
入れ歯が必要かどうかの判断基準を伝える歯科医師

入れ歯が必要かどうかは、単に歯を失った本数だけでは判断できません。口腔内の状態や生活への影響を総合的に考える必要があります。

ここでは、入れ歯が必要かどうかの判断基準を解説します。

歯を失った本数が多い

数本の歯を失っている段階では、ブリッジや部分入れ歯で対応可能な場合もあります。しかし、歯を失った本数が多く、残っている歯で噛む力を支えきれなくなった場合は、入れ歯が必要になるかもしれません。歯を複数本失っている場合は、噛む力や咀嚼機能が大きく低下しやすくなるためです。

残っている歯の健康を守るためにも、入れ歯による補助が必要とされることは少なくありません。

噛み合わせに不調がある

入れ歯が必要になるのは、歯を失った場合だけではありません。噛み合わせに問題がある場合にも、入れ歯でバランスを整えることがあります。歯を1本でも失うと、全体の噛み合わせのバランスが崩れやすくなります。

噛んだときに左右どちらかに偏ったり、顎に違和感があったりする場合は、噛み合わせがうまく機能していないサインかもしれません。放置すると残っている歯に過度な負担がかかり、歯の寿命を縮めるリスクも高まります。このようなときには、入れ歯によって噛み合わせを整える治療が有効です。

食事や会話に支障がある

歯を失ってから、食べ物を噛みにくい、発音が不明瞭になったといった症状が続く場合は、生活の質が低下しているサインです。歯が抜けたまま放置していると、食べ物を噛む力が弱くなり、食事のたびに不自由さを感じるようになります。特に、奥歯が失われていると、食べ物を細かくすりつぶすことが難しくなり、消化器官への負担も大きくなります。

また、発音が不明瞭になったり、話しにくさを感じたりすることもあります。こうした機能的な支障がある場合は、入れ歯の使用を検討するタイミングといえます。

入れ歯を使用するメリット
入れ歯にしたことで口元の見た目が改善した女性

歯を失った状態のまま生活を続けることは、見た目だけでなく、食事や会話、さらには健康全体にも大きな影響を与えます。入れ歯を装着することで、これらの問題を効果的に解決できるだけでなく、生活の質も大きく向上するでしょう。

ここでは、入れ歯を使用することで得られる主なメリットについて詳しく解説します。

見た目の改善

歯が抜けると、口元が老けて見えたり、ほうれい線が目立ちやすくなったりすることがあります。入れ歯を装着することで、頬や唇に自然なふくらみが戻り、若々しい印象を維持しやすくなるかもしれません。

特に前歯を補う入れ歯は、会話や笑顔の際の見た目に直結するため、自信を持って人と接するためにも有効です。

噛む機能の回復

歯が抜けたままになっていると、食べ物をうまく噛むことができず、消化に負担がかかったり、栄養が偏ったりする可能性があります。入れ歯を使うことで噛む力が補われ、硬い食材や繊維質の多い野菜類なども食べやすくなります。

食事の幅が広がれば栄養バランスの良い食生活を送りやすくなり、全身の健康維持にも貢献します。特に高齢の方にとっては、噛む力を取り戻すことが生活の質を高めることにもつながるでしょう。

発音の改善

歯を失うと、言葉を発する際に空気がもれる、発音が不明瞭になるといった問題が起こることがあります。入れ歯によって歯の欠損部分を補うことで、舌や唇の動きが安定し、発音がしやすくなります。

特に、前歯がない場合に目立ちやすいサ行・タ行の発音が改善されることが多く、人との会話に自信を持てるようになれるかもしれません。

調整がしやすい

入れ歯は、使用中に不快感やゆるみが出た場合でも、歯科医院での調整が簡単に行えるというメリットがあります。加齢とともに口腔内の状態が変わっても、入れ歯を微調整することで装着感を保ちやすくなります。

万が一入れ歯が破損した場合でも、多くは修理や作り直しが可能なため、長期的に使用できる点も利点の一つです。

入れ歯を使用するデメリット
入れ歯のお手入れのイメージ

多くのメリットがある入れ歯ですが、一方でいくつか注意しておきたいデメリットも存在します。以下にくわしく解説します。

違和感が出やすい

入れ歯は、口の中に装着する人工物であるため、どうしても違和感を覚えることがあります。特に、使い始めの頃は、口の中に何かが入っていると感じやすく、慣れるまでに時間がかかる人もいます。

また、硬いものを噛んだときや話すときに、ズレたり浮いたりする感覚が出るケースもあります。舌の動きが制限されて、発音がしづらくなることもあるでしょう。

噛む力が弱い

入れ歯は、自然な歯に比べて噛む力が弱いというデメリットがあります。特に部分入れ歯では、噛む力が均等に分散されないことがあり、硬い食べ物を噛むのが難しい場合があります。

入れ歯の種類や材質によっても違いがありますが、使いはじめは違和感や不安定感を覚えることが多く、慣れるまでに時間がかかる方もいるでしょう。

お手入れが必要

入れ歯の衛生状態を保つためには、毎日の丁寧なお手入れが欠かせません。使用後には必ず取り外して洗浄し、専用の洗浄剤で清潔に保つ必要があります。お手入れを怠ると、細菌が繁殖し、口臭の原因になったり、歯ぐきに炎症を引き起こしたりすることがあります。

また、取り扱いにも注意が必要で、洗浄中に落として破損するケースも少なくありません。入れ歯を長く快適に使い続けるためには、日々の手間と細やかな管理が求められるのです。

まとめ
入れ歯を使用している世代が異なる女性たち

入れ歯は年齢に関係なく、歯を失った人が快適に生活を送るための有効な選択肢です。見た目や機能性、費用面のバランスからも、多くの人にとって現実的な治療法といえるでしょう。

入れ歯は主に60歳以上の高齢者が使用すると思われがちですが、事故や先天的なもので歯を失っている場合にも入れ歯は効果的なため、若者でも使用することも珍しくありません。年齢によって入れ歯治療に違いはありますが、どのタイミングでも自分に合った方法を選ぶことが大切です。

入れ歯治療を検討されている方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、虫歯・歯周病治療や根管治療、入れ歯・ブリッジ治療などの保険診療だけでなく、インプラント、ホワイトニング、矯正歯科などの自由診療にも力を入れています。

ホームページはこちら、ネット診療予約も行っていますので、ぜひご活用ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

川本善和 院長

■この記事の監修者

川本善和 院長

略歴
  • 1996年日本大学歯学部 卒業
  • 2002年日本大学大学院歯学研究科 歯科臨床系 卒業
  • 2002年日本大学歯学部 専修医 補綴学教室勤務
  • 2004年日本大学歯学部 助手
  • 2007年医療法人社団 ユニバース アース歯科クリニック 開院
  • 2010年医療法人社団ユニバース設立 理事長
所属団体
  • 日本補綴歯科学会会員
  • 補綴専門医
  • 日本接着歯学会会員(2006年日本接着歯学会学術奨励賞受賞)
  • 日本歯科理工学会マテリアルアドバイザー
  • 日本顎顔面補綴学会会員
  • 日本顎咬合学会会員
  • 日本口腔インプラント学会会員
  • International Association for Dental Research会員

▶︎ 医師紹介ページを見る