コラム

  • HOME
  • コラム
  • 子どもの口臭が気になる!原因と自宅でできる対策

子どもの口臭が気になる!原因と自宅でできる対策

こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。
口臭のしない健康的な子ども

子どもと会話をしているときに、口臭が気になったことはありませんか。「毎日歯を磨いているのに、どうして口がにおうのだろう?」と不安になる保護者の方もいるでしょう。

子どもの口臭には、口の中の汚れだけでなく、虫歯や歯肉炎、唾液の減少、鼻やのどの状態など、さまざまな原因が関係します。そのため、口臭を改善するには、まず何が原因になっているのかを考えることが大切です。

この記事では、子どもの口臭が発生する主な原因をはじめ、自宅で取り組める対策や歯科医院で行うケアについてわかりやすく解説します。子どもの口臭が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

子どもの口臭の原因
子どもの口臭の原因

子どもの口臭にはさまざまな理由があります。ここでは、主な原因について詳しく解説します。

口の中の汚れ

子どもの口臭が気になるときは、まず歯や舌に汚れがたまっていないか確認してみましょう。口の中には多くの細菌が存在しており、食べかすや剥がれた粘膜などに含まれる成分を細菌が分解すると、においの原因となる物質が作られます。

特に注意したいのが、歯垢と舌苔です。歯垢は歯の表面に付着する細菌のかたまりで、うがいだけでは十分に取り除けません。奥歯や歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目などに残りやすいため、毎日歯を磨いている子どもでも磨き残しが生じることがあります。

また、舌の表面に見られる白っぽい汚れは舌苔と呼ばれます。舌苔には細菌や剥がれた粘膜、食べ物の残りなどが含まれており、口臭の主な原因の一つです。子どもの口臭が気になる場合は、歯だけを見るのではなく、舌の表面に汚れが多く付着していないかも確認することが大切です。

虫歯や歯肉炎

子どもの口臭には、虫歯や歯肉炎が関係していることもあります。虫歯が進んで歯に穴が開くと、その部分に食べ物のかすや汚れが入り込みやすくなります。そして、歯ブラシだけでは汚れを十分に取り除けない状態が続くと、残った汚れが口臭の原因になることがあるのです。

また、歯と歯ぐきの境目に歯垢がたまると、歯ぐきに炎症が起こり、歯肉炎になることがあります。歯肉炎では、歯ぐきが赤くなったり腫れたりするほか、歯磨きのときに出血することがあります。こうした歯ぐきの炎症も口臭に関係する原因の一つです。

唾液の減少

唾液が少なくなり、口の中が乾燥することも子どもの口臭に関係します。唾液には、食べかすや細菌などを洗い流して、口の中を清潔に保つ働きがあります。

しかし、口の中が乾くと、この働きが弱まり、においの原因となる物質が口の中にとどまりやすくなります。

特に口臭が気になりやすいのが、朝起きたときです。寝ている間は起きている時間帯よりも唾液の分泌量が少なくなります。そのため、起床時には口の中が乾燥し、口臭が一時的に強くなることがあるのです。これは子どもにも大人にもみられる生理的な変化です。

鼻やのどの病気

子どもの口臭は、口の中だけが原因とは限りません。鼻炎や副鼻腔炎などによる鼻づまりが関係していることもあります。

鼻が詰まって鼻呼吸がしにくくなると、口で呼吸する時間が増えます。口呼吸が続くと口の中が乾燥しやすくなり、唾液によって口の中を洗い流す働きが十分に発揮されにくくなるため、口臭につながることがあるのです。

特に子どもは、自分では口呼吸をしていることに気づいていない場合があります。日中に口が開いていることが多い、寝ているときに口を開けている、鼻づまりが続いているといった様子がないか、保護者の方が確認してみましょう。

胃腸の不調

子どもの口臭には、胃や食道の不調が関係する場合もあります。たとえば、胃の内容物が食道へ逆流する胃食道逆流症では、胃酸や食べたものが食道や口のほうへ上がってくることがあります。その際、酸っぱいものが上がってくる感覚などとともに、口臭を感じることがあるのです。

自宅でできる子どもの口臭対策
自宅でできる子どもの口臭対策としての歯磨き

口臭の原因が一時的なものであれば、日常のケアを見直すことで改善が期待できます。ここでは、自宅で取り入れやすい対策をご紹介します。

しっかり歯磨きをする

子どもの口臭対策では、毎日の歯磨きで口の中を清潔に保つことが基本です。特に奥歯の溝や歯と歯ぐきの境目は歯垢が残りやすいため、歯ブラシの毛先をきちんと当てて丁寧に磨きましょう。

歯と歯の間は、歯ブラシだけでは十分に汚れを取り除けないことがあります。歯が接している部分には、デンタルフロスを併用すると歯垢を除去しやすくなります。

また、子どもは自分で歯を磨けるようになっても、磨き残しが生じることがあります。年齢や発達に合わせて、保護者が仕上げ磨きをしたり、磨けているか確認したりすることが大切です。

舌のケアをする

舌の表面に付着する白っぽい汚れは舌苔と呼ばれ、口臭の原因になることがあります。舌苔が多く付着している場合は、舌を清潔に保つことも口臭対策の一つです。

舌を清掃するときは、舌ブラシなどを使い、奥から手前に向かってやさしく動かします。舌の表面は傷つきやすいため、強い力で何度もこすることは避けましょう。また、舌苔をすべて取り除こうとする必要はありません。

子どもが嫌がる場合や、舌ブラシを入れると吐き気を感じる場合は、無理に行わないことが大切です。

水分補給をする

子どもの口臭対策では、口の中を乾燥させないことも大切です。唾液には、食べかすや細菌などを洗い流し、口の中を清潔に保つ働きがあります。水分が不足して口の中が乾くと、この働きが弱くなり、においの原因となる物質が口の中に残りやすくなります。

特に、朝起きたときや運動したあと、汗を多くかいたときなどは水分を摂取するようにしましょう。一度にたくさん飲むのではなく、日中もこまめに水分補給をすることがポイントです。

食生活を見直す

子どもの口臭対策では、何を食べるかだけではなく、食べ方にも目を向けてみましょう。食事をよく噛んで食べると唾液の分泌が促されます。唾液には食べかすなどを洗い流す働きがあるため、口の中の乾燥や汚れによる口臭を防ぐうえでも大切です。

また、お菓子やジュースなど糖分を含むものを何度も口にすると、虫歯のリスクが高くなります。虫歯が進行すると口臭に関係する場合もあるため、甘いものは量だけでなく、食べる回数にも注意しましょう。おやつは時間を決め、だらだら食べないようにすることも大切です。

鼻呼吸を意識する

子どもがふだんから口を開けている場合は、口呼吸になっていないか確認しましょう。口で呼吸すると口の中が乾きやすくなります。唾液には口の中の汚れを洗い流す働きがあるため、乾燥すると汚れやにおいの原因となる物質が残り、口臭につながることがあります。

ただし、口呼吸は本人の癖だけが原因とは限りません。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などで鼻が詰まっていると、鼻から十分に空気を吸いにくくなり、自然と口で呼吸するようになります。そのため、無理に口を閉じさせるのではなく、鼻づまりがないか確認することが大切です。

起きているときだけでなく、寝ているときの様子も確認してみてください。口を開けて寝ている、いびきをかく、鼻づまりが続いているなどの場合は、耳鼻咽喉科などの医療機関で相談しましょう。

歯科医院で行う子どもの口臭対策
歯科医院で行う子どもの口臭対策

自宅でのケアだけでは対処が難しい場合には、歯科医院での専門的な対応が有効です。ここでは、歯科医院で行える子どもの口臭対策をご紹介します。

歯のクリーニング

毎日歯を磨いていても、奥歯や歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目などには歯垢が残ることがあります。歯科医院では口の中の状態を確認し、必要に応じて専用の器具を使ったクリーニングを行い、ふだんの歯磨きでは落としきれない汚れを取り除きます。

また、歯垢が時間の経過とともに硬くなったものが歯石です。歯石は歯の表面に硬く付着しているため、歯ブラシでは取り除けません。歯科医院では専用の器具を使って除去します。

歯垢や歯石を取り除いて口の中を清潔に保つことは、口臭だけでなく、虫歯や歯肉炎の予防にもつながります。また、クリーニングの際に磨き残しや汚れがたまりやすい場所を確認することで、毎日の歯磨きを見直すきっかけにもなります。

ブラッシング指導

毎日歯を磨いていても、歯ブラシがきちんと当たっていなければ歯垢が残ります。歯科医院では、子どもの年齢や歯並び、歯の生え方などを確認し、その子の口の状態に合わせた歯磨きの方法を伝えます。

特に乳歯から永久歯へ生えかわる時期は、歯の高さがそろっていないため、歯ブラシが届きにくい場所ができます。生え始めた永久歯も磨き残しが生じやすいため、歯ブラシを当てる場所や動かし方を知ることが大切です。

また、子どもだけで十分に磨くことが難しい時期には、保護者の方による仕上げ磨きも必要です。歯科医院で磨き残しが多い場所を確認し、家庭でどこを重点的に磨けばよいのかを知ることで、毎日の歯磨きに役立てられます。

虫歯や歯肉炎の治療

歯科医院で口の中を診察し、虫歯や歯肉炎が見つかった場合は、それぞれの状態に合わせて治療を行います。虫歯や歯肉炎によって口臭が生じている場合は、においだけに対処するのではなく、原因となっている病気を治療することが大切です。

虫歯は、進み具合や歯の状態を確認したうえで必要な治療を行います。歯肉炎では、原因となる歯垢を取り除き、歯石が付着していれば歯科医院で除去します。さらに、歯垢がたまりにくい状態を保つために、家庭での歯磨きを見直すことも重要です。

まとめ
口臭のしない健康的な子ども

子どもの口臭は、口の中の汚れや虫歯、歯肉炎、唾液の減少に加え、鼻やのどの状態などが原因で起こることがあります。

まずは毎日の歯磨きや仕上げ磨きを丁寧に行い、必要に応じて舌のケアを取り入れましょう。こまめな水分補給や食生活の見直し、口呼吸になっていないか確認することも大切です。

自宅で対策を続けても口臭が気になる場合は、歯科医院を受診しましょう。歯科医院では口の中を診察し、クリーニングやブラッシング指導、虫歯・歯肉炎の治療など、状態に合わせた対応を行います。

子どもの口臭は、においだけで原因を判断することはできません。鼻づまりやのどの症状、腹痛などを伴う場合には、耳鼻咽喉科や小児科への相談が必要になることもあります。口臭が続く場合はそのままにせず、原因を確認して適切なケアや治療につなげましょう。

お子さんのお口の健康を守りたいとお考えの方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、虫歯・歯周病治療や根管治療、入れ歯・ブリッジ治療などの保険診療だけでなく、インプラント、ホワイトニング、矯正歯科などの自由診療にも力を入れています。

ホームページはこちらネット診療予約も行っていますので、ぜひご活用ください。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

川本善和 院長

■この記事の監修者

川本善和 院長

略歴
  • 1996年日本大学歯学部 卒業
  • 2002年日本大学大学院歯学研究科 歯科臨床系 卒業
  • 2002年日本大学歯学部 専修医 補綴学教室勤務
  • 2004年日本大学歯学部 助手
  • 2007年医療法人社団 ユニバース アース歯科クリニック 開院
  • 2010年医療法人社団ユニバース設立 理事長
所属団体
  • 日本補綴歯科学会会員
  • 補綴専門医
  • 日本接着歯学会会員(2006年日本接着歯学会学術奨励賞受賞)
  • 日本歯科理工学会マテリアルアドバイザー
  • 日本顎顔面補綴学会会員
  • 日本顎咬合学会会員
  • 日本口腔インプラント学会会員
  • International Association for Dental Research会員

▶︎ 医師紹介ページを見る