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MFTの具体的なトレーニング内容とやり方!注意点も

こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。
MFTのトレーニングをする様子

舌の位置や唇の使い方に癖があると、歯列や顎の発達に影響が及ぶことがあります。特に成長期の子どもでは、日常の何気ない口の使い方が将来の口腔環境に関係するため、早い段階での見直しが重要です。そこで注目されているのがMFT(口腔筋機能療法)です。

今回は、MFTで行うトレーニングのやり方や注意点について解説します。

MFT(口腔筋機能療法)とは
MFTについて説明するイメージ

MFTとは、舌や唇、頬など口のまわりの筋肉の動きやバランスを整えるためのトレーニングです。舌の位置や動かし方、唇の閉じ方、飲み込み方などを見直し、本来あるべき機能へ導くことを目的としています。これらの働きが整うことで、歯並びや噛み合わせの安定につながります。

特に舌は、正しい位置にあることで歯列に余計な力がかかりにくくなり、口腔内の環境維持に関わる重要な役割を担っています。また、鼻呼吸の習慣づけや発音の改善にも関係するとされ、歯科治療の一環として取り入れられるケースもあります。

筋肉の使い方を整えることで、見た目だけでなく機能面の向上も期待される点が特徴です。

MFTのトレーニングのやり方
MFTのトレーニングをする女の子

MFTは日常生活のなかで継続的に行うことが大切であり、正しい方法でトレーニングを行うことで高い効果が期待できます。ここでは、代表的なトレーニングのやり方をいくつかご紹介します。

舌の位置を正しくするトレーニング

舌の正しい位置は、上の前歯の少しうしろにあるスポットと呼ばれる部分です。この位置に舌先を軽く当て、舌全体を上顎に沿わせるように意識します。

最初は鏡で確認しながら行い、舌が下に落ちないよう注意します。慣れてきたら、安静時にも同じ位置を保てるよう意識を続けることが大切です。舌の位置が安定すると、歯列への余計な圧力を抑えることにつながります。

唇の筋力を鍛えるトレーニング

唇の筋力を高めるには、軽く閉じた状態を安定して保つ練習が基本となります。強く力を入れるのではなく、自然に閉じた状態を維持することを意識します。日常生活のなかでも口が開きやすい場面に気づき、閉じる習慣を身につけることが大切です。

ボタンプルと呼ばれる方法もよく用いられます。糸を通したボタンを唇と前歯の間に入れ、外側に軽く引きながら唇の力で支えるトレーニングです。引く力に対して唇で支えることで、口の周りの筋肉に適度な負荷がかかります。

力の入れすぎに注意し、無理のない範囲で行うことがポイントです。継続することで、唇を閉じる力の安定につながります。

頬の筋肉を鍛えるトレーニング

頬の筋肉は、食べ物を口の中で適切に動かすうえで重要な役割を持ちます。

トレーニングとしては、頬をふくらませたりすぼめたりする動きを繰り返します。また、口を閉じたまま空気を左右に動かす練習も有効です。これらの動きにより、頬の筋肉がバランスよく働くようになり、咀嚼の安定にもつながります。

舌の筋力を鍛えるトレーニング

舌の筋力を高めることは、正しい位置の維持や飲み込み動作の安定につながります。

代表的な方法として、舌を上顎にしっかり押し当てる練習があります。舌先だけでなく、舌全体を上顎に吸い付けるように意識し、数秒間その状態を保ちます。この動きを繰り返すことで、舌の持ち上げる力が養われていきます。

また、舌を前後左右に動かすトレーニングも有効です。口を軽く開けた状態で舌をゆっくり動かし、可動域を広げていきます。無理に速く動かすのではなく、一つひとつの動きを丁寧に行うことが大切です。

これにより舌のコントロールが向上し、発音や嚥下の動作の安定にもつながります。

正しい飲み込みの仕方を習得するトレーニング

食べ物や唾液を飲み込むとき、舌が正しく動いていないと、歯や顎に悪影響を及ぼすことがあります。このトレーニングでは、舌の正しい動きを覚えることで、誤った飲み込み癖を修正します。

まずは舌先をスポットに置き、唇を軽く閉じます。そのままの状態で、舌の中央から奥の部分で上顎を押し上げるように力を入れ、ゆっくりと唾液を飲み込みます。

このとき、舌が前方に押し出されず、喉の奥へと滑らかに動くことが重要です。鏡を見ながら練習したり、最初は水を少量使って練習したりするのも効果的です。

このトレーニングを繰り返すことで、正しい舌の動きを体に覚えさせ、自然な飲み込み方へと改善していくことができます。

MFTトレーニングの注意点
MFTトレーニングの注意点のイメージ

MFTは正しく行うことで効果が期待できますが、いくつか注意しなければならないポイントもあります。

毎日継続する

MFTは短期間で結果が出るものではなく、日々の積み重ねが重要です。数日で変化を感じることは難しく、習慣として続けることが求められます。決まった時間に行うことで生活のなかに取り入れやすくなります。

継続することで徐々に筋肉の使い方が変化し、自然な動きとして定着していきます。

正しい姿勢で行う

トレーニングを行う際は、姿勢にも注意を払うことが大切です。背中が丸まった状態や、頭が前に出た姿勢では、舌や喉、首の筋肉のバランスが崩れ、正しい訓練効果が得られにくくなります。

特に、座って行うトレーニングでは、背筋を伸ばし、顎が引けているかどうかを意識しましょう。また、鏡を使って姿勢や口の動きを確認しながら練習することで、正しいフォームを理解しやすくなります。

歯科医師の指示に従って行う

MFTは自己流で行うと、かえって癖を強めたり、誤った筋肉の使い方が身についたりするおそれがあります。

トレーニングの内容や順番、回数や力加減などは、一人ひとりの口腔の状態に合わせて歯科医師が指導しています。そのため、指示されたとおりに実践することが、トレーニングの成果を高めるうえでとても重要です。不安な点ややり方に迷いがある場合は、歯科医院で相談しましょう。

保護者の方がサポートをする

MFTは家庭での継続がとても大切です。そのため、お子さんの場合は特に、保護者の方の協力が必要不可欠です。

毎日決まった時間にトレーニングを行う習慣づくりや、正しくできているかを一緒に確認することが、効果を高めるポイントになります。また、頑張っている姿をしっかり認め、前向きな声かけをしてあげることで、お子さんのやる気も自然と高まります。

家庭でのサポートが、治療成功のカギとなるのです。

MFTのメリット
MFTのメリットのイメージ

MFTを継続して行うことで、口の機能が整い、さまざまな面で良い変化が期待されます。

正しい舌の位置が身につく

舌の位置が低かったり、前に出ていたりすると、歯並びが乱れたり、口呼吸になりやすくなったりすることがあります。

MFTでは舌の筋肉を鍛えたり舌の動かし方を練習したりすることで、正しい舌の位置を無意識のうちにキープできるようにしていきます。正しい舌の位置が身につくことで、発音や嚥下が改善されるだけでなく、顎の成長が理想的に進みやすくなるという点もメリットです。

口呼吸から鼻呼吸へ導きやすくなる

唇を閉じる力や舌の位置が整うと、自然と口を閉じた状態を保ちやすくなります。その結果、口呼吸から鼻呼吸へ移行しやすくなるのです。

鼻呼吸は、空気中の異物を取り除く働きがあり、体への負担を軽減する役割があります。また、口の中が乾きにくくなることで唾液の働きが保たれ、虫歯や歯周病のリスク低減にもつながります。呼吸の方法が整うことで、口腔内の環境が安定しやすくなるのです。

食べ方や飲み込み方が安定する

MFTを行うことで、正しい食べ方や飲み込みの方法が身につき、食事中のトラブルが減ります。

例えば、舌で前歯を押しながら飲み込む癖があると、歯並びが乱れやすくなります。また、左右どちらか一方で噛む癖があると、顎に負担がかかりやすくなり、偏った筋肉の使い方が習慣化することもあります。

MFTでは、舌や唇、頬の筋肉をバランスよく使う練習を行うため、自然と正しい飲み込み方や噛み方が身についていきます。

歯並びの悪化を防ぐサポートになる

歯並びは、舌や唇、頬の筋肉から日常的に影響を受けています。例えば、舌で歯を押す癖や口が開いた状態が続く習慣があると、歯に偏った力がかかる原因となります。

MFTでは、こうした筋肉の使い方を整えることで、歯にかかる力のバランスを安定させます。また、矯正治療後の状態を維持しやすくなる点も特徴です。長期的に見て、安定した口腔環境の維持に役立ちます。

まとめ
MFTのトレーニングをして歯並びがよくなった女の子

MFT(口腔筋機能療法)は、舌や唇、頬など口周りの筋肉を正しく使えるようにするためのトレーニングです。歯並びや発音、呼吸などに大きく関わるこれらの筋肉を意識的に鍛えることで、日常生活の質も向上します。

MFTのやり方はシンプルで、舌の位置を正す練習や鼻呼吸を促す動作、唇・頬の筋力を高める体操などを組み合わせて行います。短時間でできるトレーニングでも、継続することが最も大切です。

無理なく続けるためには、家族と一緒に取り組んだり、楽しく感じられる工夫をしたりするのもひとつの手です。MFTを正しく行い継続することで、口の悩みの改善や予防に役立ち、将来にわたる健康の土台となるでしょう。

小児矯正を検討されている方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、虫歯・歯周病治療や根管治療、入れ歯・ブリッジ治療などの保険診療だけでなく、インプラント、ホワイトニング、矯正歯科などの自由診療にも力を入れています。

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