こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。

マウスピース矯正を行っていると、いつの間にか装置にひびが入っていたり欠けてしまったりすることがあります。小さな亀裂や欠けであれば、そのまま使用しても良いのか、装置の機能に影響が出ないのかと不安に思う方も多いでしょう。
少しの損傷でも、長期間使用すると装置のずれや治療効果への影響に繋がることがあります。
今回は、マウスピースが割れる原因や割れた場合の対処法、予防策について解説します。正しい対応を知り、マウスピース矯正を安全に続けていきましょう。
目次
マウスピース矯正について

マウスピース矯正は、透明なプラスチック製の装置を使って歯を少しずつ動かしていく矯正方法です。従来のワイヤー矯正とは異なり、装置が目立ちにくく、治療中でも見た目を気にせずに過ごせるのが大きな特徴です。また、食事や歯磨きの際に取り外しができるため、口腔内を清潔に保ちやすい点も魅力のひとつです。
マウスピースは患者さまごとにオーダーメイドで作製され、段階的に交換していくことで少しずつ歯を動かしていきます。治療期間は症例によって異なりますが、毎日の規則正しい装着と適切なケアが求められます。
マウスピースは非常に薄く、軽くて快適な素材で作られていますが、その分扱いには注意が必要です。矯正中は、歯科医師の指示に従って正しく扱うなど、装置の管理をしっかり行うことが求められます。
マウスピースが割れる原因

マウスピースが割れる背景には、いくつかの要因が考えられます。
温度変化による材質の変化
マウスピースは樹脂製の繊細な素材でできており、温度の影響を受けやすいという特徴があります。たとえば、熱いお湯での洗浄や直射日光の当たる場所での放置は、マウスピースの劣化を進行させる大きな要因となります。
高温下で保管すると素材が硬化しやすく、弾力性が失われやすくなるため割れやすい状態になるのです。また、急激な温度変化も樹脂には負担となり、ひび割れの原因になる場合もあります。
マウスピースのケアにおいては、洗浄時の水温や保管場所にも注意を払うことが重要です。
乾燥によるひび割れ
マウスピースは、常に口の中や洗浄液などの水分を含んだ環境で使うように設計されています。
しかし、治療中にマウスピースを長期間放置していると、次第に乾燥して樹脂が硬くなり、ひび割れを起こしやすくなります。特に、ティッシュにくるんで引き出しに入れるといった保管方法は、マウスピースが乾燥しやすくなる原因です。
誤った洗浄方法
マウスピースを清潔に保つことはとても大切ですが、間違った方法で洗浄すると割れや変形の原因になります。たとえば、熱湯やお湯を使って洗ったり、歯磨き粉でゴシゴシこすったりすると、素材が弱くなったり表面に傷がついたりします。
また、アルコールなど刺激の強い薬品を使うのも避けるべきです。洗浄するときは、ぬるま湯と中性の洗浄剤、もしくは専用の洗浄剤を使い、優しく洗うようにしましょう。
変形したマウスピースを装着した
マウスピースは熱に弱く、熱湯で洗ったり高温の場所に放置したりすると変形することがあります。変形したマウスピースは歯に合わず、無理に装着したときに過剰な力がかかって割れることがあります。
外的衝撃
マウスピースが割れる原因の中でもっとも多いのが、外的な衝撃によるものです。たとえば、マウスピースの上に重い物を落としたり、イスや机の角にぶつけたりすると、変形したりヒビが入ったりすることがあります。
また、マウスピースをケースに入れずにカバンやポケットに入れて持ち運ぶのも、衝撃を受けるリスクを高める原因のひとつです。マウスピースはある程度の柔軟性を持って作られていますが、耐えられる衝撃には限界があります。
割れたマウスピースを使用するリスク

割れたマウスピースを使用し続けることは、さまざまなリスクを伴います。ここでは、具体的な影響について解説します。
歯の移動に影響を及ぼす
マウスピースが割れていると、歯に正しく力が加わらず計画とは異なる方向に動くことがあります。たとえば、片側だけに力がかかった状態が続くと、歯並びが崩れる可能性もあります。また、歯が思うように動かなくなることで、治療期間が延びたり装置の作り直しが必要になったりするケースもあります。
治療期間の延長
壊れたマウスピースを使い続けると、歯に想定通りの力がかからなくなり、歯の動きが不安定になります。その結果、計画されたとおりに歯が移動せず、矯正治療が遅れる原因になります。治療の進みが遅れると、マウスピースの作り直しや追加の通院が必要になることもあり、当初の予定よりも治療期間が長引く可能性があります。
計画通りに治療を終えるためには、マウスピースの破損に気づいたらすぐに対応することがとても大切です。
口腔内を傷つける
ヒビが入ったり欠けたりしたマウスピースの断面は鋭利になっていることが多く、その状態で使用を続けると口の中の粘膜や舌、歯ぐきなどを傷つける可能性があります。また、小さな傷に細菌が入り込めば、炎症や口内炎を引き起こすことがあるため注意が必要です。
マウスピースが割れたときの対処法

装置が割れたときは、焦らず適切な対応を取ることが大切です。
割れたマウスピースの取り扱い
割れたマウスピースは、念のため破片をすべて保管しておきましょう。一見すると使い道がないように思えますが、歯科医師が破損の状態を確認する際に役立つことがあります。また、保管する際は清潔なケースに入れ、高温や直射日光を避けて保存してください。
さらに、歯科医院に連絡を入れる際には、破損した原因や状況をできるだけ詳しく伝えることが大切です。
歯科医院への連絡
マウスピースが割れたときは、できるだけ早く通院中の歯科医院に連絡し、状況を伝えることが大切です。電話で「割れ方」「破損した日」「装着できているかどうか」などを詳しく伝えると、スムーズに対応してもらえます。
破損の程度によってはすぐに来院が必要になることもあるため、自己判断で放置せず必ず歯科医師の指示を仰ぎましょう。
マウスピースが割れるのを防ぐには

マウスピースの破損は避けられないものではなく、日常生活のなかで注意することで多くのトラブルを防げます。以下に、割れを予防するためのポイントをご紹介します。
口腔内を清潔に保つ
口の中が不衛生な状態だと、マウスピースの内側に細菌が繁殖しやすくなり、においや黄ばみだけでなく、素材の劣化につながるおそれもあります。特に、歯垢や食べかすが残った状態でマウスピースを装着すると、細菌が密閉された環境で増殖しやすくなるため注意が必要です。
就寝前や食後は必ず歯みがきを行い、口腔内を清潔に整えてから装着することが基本になります。
正しい方法で装着・取り外しを行う
マウスピースの装着や取り外しは、毎日のことだからこそ正しい手順で行うことが非常に重要です。無理に引っ張ったり、片側だけに力をかけて外そうとしたりすると、歪みやひび割れが生じる恐れがあります。
装着する際は両手を使い、前歯と奥歯の位置を均等に揃えながら、ゆっくりと押し込むようにしましょう。取り外すときも、片側ずつ軽く持ち上げてから慎重に外すようにしてください。また、爪を無理に引っ掛けるのも避けましょう。
毎回の取り扱いを丁寧に行うことで、マウスピースの耐久性を保ちやすくなります。
熱湯を避ける
熱いお湯を使ってマウスピースを洗浄するのは避けましょう。高温にさらされると、使用されているプラスチック素材が変形したり、ヒビが入ったりすることがあります。
保管場所にも注意が必要で、直射日光が当たる場所や高温になる車内などに放置すると、マウスピースの素材にダメージが及びやすくなります。
マウスピースを清潔に保つ
マウスピースの衛生状態は、耐久性に大きく関係します。唾液や食べかすが付着したまま放置すると、細菌が繁殖してマウスピースを劣化させる原因になります。毎日の洗浄を習慣にし、ぬるま湯と中性洗剤で丁寧に洗うことで清潔な状態を保てます。
また、定期的に専用の洗浄剤を使用することで、より衛生的な状態を維持できます。
外的衝撃を避ける
マウスピースを装着したまま硬い食べ物を噛んだり、運動時に口元に衝撃を受けたりすると、ヒビや割れが生じやすくなります。マウスピースはあくまで矯正用に作られているため、強い力には耐えられません。
矯正の効果を損なわないためにも、装着中は飲食を避け、激しいコンタクトがある場面では外すなど、安全に配慮した使い方を意識しましょう。
まとめ

マウスピース矯正は目立たず快適に治療できる一方で、装置の取り扱いや管理には注意が必要です。マウスピースが割れる原因には、衝撃や誤った洗浄方法、乾燥などさまざまなものがあり、割れた状態で使用を続けると歯の移動に支障をきたしたり、治療期間が延びたりするおそれがあります。
万が一割れた場合は自己判断で使用を続けず、速やかに歯科医院に相談することが重要です。また、日常的なケアや取り扱いのルールを守ることで、破損のリスクは大きく減らせます。矯正を効果的に進めるためにも、正しい知識を身につけて治療に取り組んでいきましょう。
マウスピース矯正を検討されている方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、虫歯・歯周病治療や根管治療、入れ歯・ブリッジ治療などの保険診療だけでなく、インプラント、ホワイトニング、矯正歯科などの自由診療にも力を入れています。
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