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乳歯と永久歯の違いを徹底解説|生え変わり時期やケアのポイントも紹介

こんにちは。東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」です。
生え変わりで抜けた乳歯を持つ笑顔の女の子

「乳歯と永久歯の違いがよくわからない」「子どもの歯が生え変わる時期に不安を感じている」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。実は乳歯と永久歯には本数や構造、見た目などさまざまな違いがあります。

この記事では、乳歯と永久歯それぞれの特徴や違いについてわかりやすく解説します。

乳歯と永久歯の違い
乳歯と永久歯の違いを考える親子

乳歯は生後6か月頃から生え始め、子どもの成長とともに自然に抜けていきます。

一方、永久歯は乳歯が抜けたあとに生えてくる大人の歯で、基本的には一生使い続ける歯です。

乳歯には咀嚼や発音、顎の成長を助ける役割があり、永久歯は食事や会話など日常生活の機能を長期間支えます。

本数と構造の違い

乳歯は上下合わせて20本あり、前歯・犬歯・奥歯で構成されています。永久歯は親知らずを含めると最大32本で、乳歯よりも本数が多いです。また、永久歯のほうが歯根が長く、歯質も硬いため、長期間の使用に耐えられます。

色・大きさ・形の違い

乳歯は永久歯に比べて白いです。大きさは乳歯のほうが小さく、形も丸みを帯びています。

永久歯はやや黄色いです。また、乳歯よりも大きく、噛み合わせや咀嚼に適した形状になっています。これらの違いは、成長や機能の変化に対応するための自然な特徴です。

乳歯から永久歯への生え変わりの仕組み
下の前歯が生え変わりで抜けている女の子の口元

ここでは、乳歯から永久歯に生え変わる仕組みについて解説します。

乳歯が生える時期と順番

乳歯は一般的に生後6か月ごろに生え始め、2歳半から3歳ごろまでに上下合わせて20本が生え揃います。

生える順番は個人差があるものの、まず前歯、次に奥歯、最後に犬歯という流れが多く見られます。乳歯が生えることで、噛む・話す・顎の発育などの役割を果たします。

永久歯が生える時期と順番

永久歯は6歳前後から生え始め、最初に生えてくるのは6歳臼歯と呼ばれる奥歯です。その後、前歯や犬歯、さらに奥歯へと順に生え変わり、12歳ごろまでにほとんどの永久歯が揃います。親知らずを除くと、永久歯は全部で28本です。

生え変わり時期に見られる変化

生え変わりの時期には、乳歯がグラグラすることが多いです。新しい永久歯が生える際、歯並びが一時的に不揃いになることもありますが、これは成長とともに改善される場合が多いです。

また、歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯肉炎になるリスクが高まります。そのため、丁寧にケアを行うことが重要です。気になる症状がある場合は、早めに歯科医院で相談しましょう。

乳歯と永久歯で気をつけたい健康リスク
虫歯だらけの乳歯

乳歯と永久歯には異なる特徴があり、それぞれの時期に特有の健康リスクや注意点が存在します。

乳歯の虫歯が永久歯に与える影響

乳歯の虫歯は、単に乳歯だけの問題にとどまらず、将来生えてくる永久歯にも影響を及ぼす可能性があります。例えば、乳歯の虫歯が進行して根元まで感染が広がると、その下で発育中の永久歯の形や色に異常が生じることがあるのです。

また、乳歯の虫歯が進行して早期に失うと、永久歯が正しい位置に生えてこられない可能性もあります。そのため、乳歯の段階から丁寧にケアを行い、虫歯を予防することが重要です。

歯並びや噛み合わせの乱れは、将来的な咀嚼機能や発音に影響を与える可能性があるため、定期的な歯科受診が推奨されます。

生え変わり時期のトラブル例

乳歯から永久歯へ生え変わる時期には、さまざまなトラブルが発生しやすいとされています。

例えば、乳歯が抜けずに永久歯が横やうしろから生えるケースです。また、乳歯が早くに抜けて、永久歯が生えるスペースが不足するケースもあります。これらのトラブルが起こった場合は、早めに歯科医院で相談したほうがよいでしょう。

乳歯と永久歯のケア方法
仕上げ磨きをする母親と子ども

乳歯と永久歯はそれぞれ特徴が異なるため、ケア方法も変わってきます。

乳歯のケアで大切なこと

乳歯は永久歯よりもエナメル質や象牙質が薄く、虫歯になりやすい傾向があります。そのため、お子さん自身で歯磨きを行うだけでなく、保護者の方が仕上げ磨きを行うことも重要です。

また、砂糖を含む飲食物の摂取回数を意識して減らすことも、虫歯予防に役立ちます。定期的に歯科医院でチェックを受けることで、早期発見・早期対応が可能となります。

永久歯のケアで大切なこと

永久歯は一生使う歯であり、乳歯よりも強度は高いものの、虫歯や歯周病のリスクはゼロではありません。

永久歯が虫歯になるのを防ぐためには、正しいブラッシング方法を身につけること、歯と歯の間の清掃を意識することが大切です。特に生え変わりの時期は歯並びが不安定なため、歯科医師の指導を受けながらケアを続けましょう。

家庭でできる予防と習慣づくり

毎日の歯磨き習慣を家族全員で見直し、食生活にも気を配ることが重要です。

フッ素配合の歯磨き剤を使ったり、定期的な歯科受診を心がけたりすることで、乳歯・永久歯ともに健康な状態を維持しやすくなります。お子様の場合は、楽しく歯磨きできる工夫を取り入れると、継続しやすいでしょう。

歯科医院で受けられるサポートと相談のタイミング
定期検診をうける子どもの歯科医師

乳歯から永久歯に生え変わる時期には、歯科医院でどのようなサポートが受けられるのか解説します。

定期検診でチェックできること

定期検診では、乳歯や永久歯の生え方、噛み合わせの状態、虫歯の有無、歯ぐきの健康状態などを確認します。

特に、乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、歯並びや顎の発育に問題がないかを重点的にチェックします。これにより、早期に異常を発見し、必要に応じて適切に対処することが可能です。

生え変わり時期に相談すべき症状

乳歯がなかなか抜けない、永久歯がなかなか生えてこない、歯の位置が大きくずれている、歯ぐきが腫れているなどの症状がある場合は、早めに歯科医院で相談しましょう。

また、乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた場合や、噛み合わせに違和感がある場合も受診の目安となります。

歯科医院での予防処置や治療内容

歯科医院では、フッ素塗布やシーラントなどの予防処置を受けることができます。虫歯が見つかった場合には、年齢や歯の状態に応じた治療が行われます。また、歯並びや噛み合わせに問題がある場合は、矯正治療の相談も可能です。

定期的な受診と適切な処置により、健康な歯の発育をサポートします。

乳歯と永久歯の違いを知ってお子さまの成長をサポートしよう
歯磨きをする親子

乳歯は生後6か月ごろから生え始め、個人差はありますがおおよそ6歳前後から永久歯への生えかわりが始まります。乳歯は永久歯よりも小さく、エナメル質や象牙質が薄いため、虫歯になりやすいです。

ご家庭では、まず乳歯の時期から丁寧な歯磨きを習慣づけ、仕上げ磨きを行うことが大切です。また、歯科医院で定期的にチェックやフッ素塗布を受けることで、虫歯予防に役立ちます。

永久歯が生え始めた際には、歯並びや噛み合わせの変化にも注意し、気になる点があれば早めに歯科医師に相談することが推奨されます。

毎日の生活習慣が歯の健康維持に大きく影響します。虫歯を予防するためには、規則正しい食生活を心がけ、砂糖を多く含むおやつや飲み物は控えることが重要です。また、食後はできるだけ早く歯磨きをして、歯に付着した汚れを落としましょう。

さらに、十分な睡眠やバランスの取れた栄養摂取も、歯と全身の健康を守るために欠かせません。お子さまの成長段階に合わせて、家族みんなで歯の健康を意識した生活を送ることが望ましいでしょう。

まとめ
幼児と赤ちゃんがいる笑顔の4人家族

乳歯と永久歯には大きさや色、役割などに違いがあります。乳歯は永久歯に比べてエナメル質や象牙質が薄いため、虫歯になりやすいだけでなく、進行しやすいです。そのため、乳歯が生え始めたときから、しっかりとケアを行うことが重要とされています。

また、永久歯に生え変わる時期や健康リスクを理解し、適切な歯磨きや食生活を心がけることが大切です。

さらに、歯科医院での定期的なチェックや相談も、子どもの歯の健康維持に役立つと考えられています。乳歯から永久歯への生え変わりの時期に、異常が見られる場合や不安なことがある場合は、歯科医院で相談しましょう。

お子さんのお口の健康を守りたいとお考えの保護者の方は、東京都板橋区大和町、都営三田線「板橋本町駅」より徒歩30秒にある歯医者「アース歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

当院は、虫歯・歯周病治療や根管治療、入れ歯・ブリッジ治療などの保険診療だけでなく、インプラント、ホワイトニング、矯正歯科などの自由診療にも力を入れています。ホームページはこちらネット診療予約も行っていますので、ぜひご活用ください。